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パソコン不調はまず接点 201089()  


私が勤めていた会社の合唱団で指揮者をしていた羽田野佑治さんは、今、横須賀市の郊外団地の合唱団を指導しています。 この合唱団が10月に開く演奏会にお手伝いで出演する(トラ)ために、三浦海岸の民宿の貸しスタジオで行われた合宿練習に参加しました。 3年前にもお手伝いしたのですが、その時より人数も増えて、曲のレパートリーも増えて、元気いっぱいです。 メンバーはほとんど高齢者で、「地域」と「コミュニティ」がこの合唱団の活動のキーワードです。 

 

今回取り上げる曲の中に、モンテヴェルディのア・カペラ4声のミサ曲(1641)があります。 楽しい歌、懐かしい歌、今流行りの歌を得意とするこの合唱団が取り上げるには少し似つかわしくないように思えました。  羽田野さんによると、この曲は今から40年ほど前に会社の合唱団が合唱祭かなんかで歌って、合唱団体の組織のお偉いさんから大層褒められて、コンクールに出演するように推薦を受けたのだそうです。 その話を聞いて当時のことを思い出しました。

 

当時バロック音楽に目覚めた私が入手した廉価な黄色い表紙の Eulenburg 社 のミニスコアを会社に持っていって、これをやろうとみんなに諮り、他のメンバーはわけの分からない曲なので乗り気ではなかったけれど、どういうわけかやることになったこと。 そしてこのミニスコアからトレーシングペーパーに写譜をして(ゼロックスなんてなかった)青焼きコピーを作り使ったこと。 この曲を含め、モンテヴェルディの宗教曲はまだアマチュアの合唱団がほとんど取り上げていなかったこと、演奏例がなかったこと、などから速度や演奏の方法は全くの行き当たりばったりだったこと。

 

この半世紀の間に初期バロックの作品の演奏習慣もほぼ解明されて、またブームもあって人気が出て多くのすぐれた演奏例があり、今ではアマチュア合唱団が演奏するときにはそれらを真似ることが多いのですが、それとは違って、私達の若かった時代の無謀なチャレンジが大変懐かしく思い出されました。 今回の羽田野さんの指揮は若かりし日の無謀な演奏方法をそのまま再現しているのがほほえましく思えました。 少し的外れではあるけれどこれも悪くないなと思いました。

 


今使っているパソコンはデルのデスクトップです。 パソコン歴は誰よりも長いのが自慢です。 1987年にIBM/AT (互換機ではなくATそのものです) を業務で使い始めたのが最初です。 すべて英語環境でした。 8BIT の IBM/XT の後継で20MB ハードディスクが搭載されたパソコンです。 CPUはインテルの8028612MHz、メモリは640kB16BITISAバスは先行機種のXT8ビットバスも使える上位互換。 ディスプレーはEGA 16色 640x350ドット、OSMS-DOS.  ソフトウェアはまだマイクロソフトのDOS版のワードはあったけれど、エクセルはなくもっぱら LOTUS1-2-3でした。 米国の客先が指定したソフトウェアはMS-DOSで動くSMART という名の、ワードプロセッサ、表計算、データベース、それにもう一つなにか付いているパッケージスイートです。 会社の業務用の英文ワードプロセッサはWANGでした。 アメリカに駐在を始めて、1年もしないうちに、新型IBMPS2が出て事務所のパソコンはすべて入れ替えました。 同時に個人用としては Compaq が垂涎の的でした。 事務所で雇ったアメリカ人の技師の TSさん がパソコンにとても詳しくて、私の師匠になりました。 当時は日本語のパソコンの本は全くないので、英語版の PC Magazine を読み漁り、分からないことはなんでもかんでも彼から教わりました。 自分用のパソコンは出たばかりのDELL 286マシンの1号機の SYSTEM 200を買いました。 付いてきたディスプレイのメーカー表示はまだ以前の PC Limited でした。

 

さて、この師匠がこう言いました。 「パソコンの不具合の99%は接点の接触不良だから、なにかおかしければ、各種差込みを抜き差しすれば復帰する」と。 これは名言です。

 

今使っている家のDELLパソコンがこの数日、突然システムエラーのメッセージが出て突然死んでしまいます。 それもアプリケーションソフトのエラーメッセージではなく、またWINDOWSのエラーメッセージでもなく、さらに DOS でもなく、その上位の BIOS のエラーメッセージです。 青い画面に大きなシステムフォントの懐かしいメッセージです。  となると、夏ですから、湿気とほこりを疑うのが常套手段です。 メモリーパリティがどうのこうのというエラーメッセージですので、メモリの接点の接触不良だと思います。 4枚入っているメモリを一旦抜いてまた差し入れたらエラーは発生しなくなりました。 やれやれ、23年前に師匠が言ったとおりです。

無線のキーボードと無線のマウスが便利で使っています。 SANWAサプライの5,000円位のフルサイズのキーボードです。 左のシフトキーが時々戻らなくなります。 調べたらこの中途半端に長いキーは端の方を押すことがあり、どうしても滑りが悪くなってこのような症状がでるのだそうです。 真中の長ーいスペースキーにはバランススプリングが入っていて、どこを押しても上手く働くようになっていますが、安いキーボードの左シフトキーにはそのような仕掛けが入っていないのだそうです。 といって15,000円もする高いキーボードの左のシフトキーにバランススプリングが入っているかどうか、カタログや店の現物でも確かめようがありません。 とりあえず、シフトキーの裏側にグリースを塗って凌いでいます。

 

私がパソコン指南をしている友人の中村俊一さんからSOSが入りました。 日本語変換がおかしくなってしまったとのことです。 聞いて見るとその症状が私のシフトキーの戻り不良と同じようだったので、シフトキーその他のキーの接触不良を疑ったのですが、キーはうまく動いているとのことでした。 その後連絡があり、近くに置いている冷却用の小型扇風機のモーターのブラシのスパークから発生する電磁波の影響らしいそうです。 扇風機を遠ざけるとその症状がなくなり、近づけると症状が出るのだそうです。 新発見です。

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