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Champions 2010年11月7日(日) 昨夜遅くに寝ようかと思ってふとテレビのチャンネルを変えたら、なぜかプロ野球中継をしており、こんなに夜遅く試合をしているのが不思議で、普段は絶対に見ないプロ野球の放送を最後まで見てしまいました。 「日本シリーズ」というなにやら変な名前の日本のプロ野球の一連の優勝決定戦試合の一つだということを知りました。 そして昨夜のこの試合が「史上最長」時間を記録したということでした。 よく考えたらこのおかしな名前はアメリカのプロ野球の運営団体が管理するアメリカとカナダのチーム間で、その年の優勝チームを決定する一連の試合につけた 「World Championship Series」という大層な名前を貰ってきて、列島に限定して矮小化したものでした。 猿真似ですな。 「日本シリーズ」という名前が変なのは、原語の "Championship" に相当する語が入っておらず、それを省略して、一連のものという意味の "Series" をカタカナにして「シリーズ」として「決定戦」の意味のようにして使っているからです。 「日本優勝者決定試合群」とすれば分かりやすいのです。 日本のチームは「World Championship Series」に入れてもらえないの? それなら、韓国・中国・台湾・フィリピンなどのプロ野球チームを入れて「アジアシリーズ」というのはいかがなものでしょうか。 すべてビジネスですから儲かればやるでしょうが、一番の黒幕は儲からないから実現しないでしょう。
ちなみに上の文章では敢えて "Championship" という語に対して「選手権」という翻訳を 使わなかった理由は次のことを言いたかったからです。 "Championship" は「選手権」と翻訳して定着していますが、この翻訳語に含まれる「選手」という語が誤解されています。 「選手」とは普通には "Player" だと皆考えていますが、 「選手」という翻訳語はもともと、"Champion" という語、すなわち、「第一人者として選ばれた者」の意味だったのではないかと考えられます。 その使い方から "Championship" は 「第一人者として選ばれた者が持つ権威、あるいは、その称号を使うことができる権利」、すなわち「優勝者であること」のことで、これを語源に忠実に「選手権」と翻訳したのではないでしょうか。 Wikipedia の方は「日本選手権シリーズ」となっているのに、公式ホームページは「日本シリーズ」となっています。
メジャーリーグでは優勝者であることを "Champions" と複数で表現します。 これは "Champion" がその「チーム」ではなく、そのチームを構成する複数の「人たち」という意味だと思います。
また "champion" の語源は 「部族間紛争を解決するために平原で一騎打ちをする代表者」だそうで、champ の語源は ラテン語の平原・野原を意味する campus です。 英語の camp、campus、campaign などと同じ語源。 さらにフランス語では、Champs Elisees (シャンセリゼ・すなわち エリゼ平原)、Champagne (シャンパーニュ地方・平原) となります。 それで優勝者はシャンペンを抜くわけです。 もっともメジャーリーグではカリフォルニア産の発泡ワインかも知れませんが。 だから、ビールかけはナンセンス以下のとても恥ずかしい行為です。 意味を知らずに形だけを真似ることは恥ずかしいことですが、朝青龍や白鵬の土俵入りは恥ずかしくありません。
と、ここまで書いて、「アジアシリーズ」なんて誰でも考えそうなことなので、もしや、と思い念のため調べてみたら、やはりありました。 過去完了形です。 2005年に読売新聞とコナミが始めて儲かるどころか大赤字で、4回で中止となりました。 とさ。
この「アジアシリーズ」は日本のプロ野球を統括している社団法人日本野球機構が主催しており、他の国のプロ野球団体は「協力」という形です。 「機構」の公式ウェブサイトとは別に「アジアシリーズ」のウェブサイトがあります。 このウェブサイトは「機構」が作成管理していますが「機構」のウェブサイトのホームページからはリンクされておらず、その存在が分からないようになっています。 この「アジアシリーズ」のウェブサイトは、2008年11月16日の最終戦の翌日の17日の記事を最後に停止したまま放置されています。 このときには既に次年度以降はやらないことが決まっていたとしか思えませんが、以後2年間もこのウェブサイトを店晒し状態で維持しているのはどういうことでしょうか。 やる気がないけれどいいスポンサーが見つかれば再開できるように、権利だけは保持しておきたいということを窺わせます。 昨年からは韓国のチームとだけやる「日韓クラブチャンピオンシップ」が開かれていますが、このイベントは日本野球機構が主催していますが、おかしいことに韓国だけではなく、「アジアシリーズ」と同じ、中国、台湾のプロ野球団体も協力団体となっています。 ここから見えてくるのは「利権」です。 おそらくこの「日韓」からのあがりは4つの団体に分配されるのだろうと思います。 いろいろ調べてみたら「日米」というのありました。 こちらは「機構」と読売新聞が主催してイオンが特別協賛で、2006年を最後に以後行われていません。 米国側はMLB(メジャーリーグ)となっていますが、2006年の試合を見ると読売ジャイアンツとも対戦しているところを見ると、これは社団法人日本野球機構というよりも、読売新聞のイベントであるように思えます。 2007年以降実施されていない理由は? 分かりました。 アメリカのメジャーリーグ機構 (MLB) が World Baseball Classic (WBC) なる国際野球イベントを始めたからでした。 日本は当初参加しないとしていたら、制裁をたてに脅かされて屈服したようですね。 なんでも金が支配する世の中を象徴する事件でした。 スポーツはオリンピックを含め、金まみれで汚れきっています。
この試合をテレビで見て、選手やスタッフにはいろいろな人がいることを知りました。 外国人(アメリカ人?)で細顔で面白い髭の人、若いだろうに頭に毛の全くない人、バントができない人達、あわてて暴投する人、敢えて表情を隠す人。 それにしてもこんな夜遅くまでご苦労様。 終電が終わっているから観客は帰宅するのが大変でしょうね。 うまくすれば昨日ですべてが終わるはずだったから、今日と明日の予定を入れている人も多いのではないでしょうか。 きょう、負けていたほうが勝つと試合数が増えて、観客数も収入も増えるから、球場なのか球団なのか知りませんが、きのうの引き分けはしめしめではないでしょうか。
結果がでました。 きょうでおしまいになりました。
きょうの朝日新聞 朝刊 1面 海保、告発視野に調査 尖閣流出映像 石垣海保編集と断定
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