| 前の記事 テレシネ2 | |||
予備品収集症候群 Spare parts syndrome このところもっぱら8ミリ映画のことに時間を割いています。 従兄のところに保存されていた古い8ミリフィルムを預かって映写したりテレシネしたりインターネットのウェブアルバムにアップロードしたりしています。 そして先日購入した8ミリカメラや映写機に続いて8ミリ映画に関連するいろいろな道具すなわち、編集機 (エディター)、テレシネボックス、スプライサー(フィルム接合器)、空リール、代用スクリーンパネル(紙貼りスチレンボード) などをオークションで購入しました。
編集機 (フィルムエディター)
テレシネボックス 映写機でスクリーンに投影した映画を左側に取り付けたビデオカメラで撮影する
スプライサー (フィルム接合器)
それらはいずれも古いものなので、映写機はランプが切れそしてプーリーベルトが切れたりしました。 古いものなので壊れるのは仕方がないのですが、それなりの補修やメンテナンスが必要です。 取り替えた映写ランプもいずれ切れることは間違いなく、応急処置で交換した代替プーリーベルトも必ず再度切れるでしょう。 編集機の映写ランプも切れる時がきます。 スプライサーは消耗品のフィルムを切断するための刃や、フィルム同士を繋いで接着するための接着剤 (フィルムセメント)、あるいは接着テープ (スプライシングテープ) がなくなっては使えません。 そう考え出すと、いずれも古い道具で普通には販売していないものばかりですから、それらの予備費や消耗品は今の内に手に入れておかなくてはと思い、またまたオークションなどで探すはめになってしまいました。 特に映写機のランプは先日ビックカメラで2個、そしてアメリカから5個も入手したのに、今週になってビックカメラの通販サイトに、先日私が2個買ったから売り切れになったはずのフジフイルムの純正品が、また、また、売りに出ているのを知り、これがアメリカから輸入するより安いので、懲りずにまた2個注文してしまいました。 これで映写機の予備の映写ランプがついに7個になりました。
また、スプライサーは消耗品の替刃だけを探したのに見つからず、仕方なく、替刃欲しさに予備の替刃付きの同じスプライサーを買ってしまいました。 両方とも刃は新品未使用状態になりました。
ロールテープスプライサー (シングル8、スーパー8用)
これで、スプライサーは預かっている従兄のもの2台とは別に、新たに2台増えて現在4台になりました。 下の二つは従兄が昔昔に買ったものです。 まだまだ使えます。
左はパッチテープスプライサー (シングル8、スーパー8用) パッチテープ付き 右は昔ながらのセメントスプライサー (ダブル8用)
預かっている8ミリフィルムが撮影された時期から推測すると、右のセメント式のスプライサーは1950年(昭和25年)代、左のシングル8用・スーパー8用のパッチテープ式のものは1976年(昭和51年)に購入したものだと思います。 スプライシングテープにいたってはパッチ式のものとロールテープのものをあわせると200回分以上もありますから、これは数十年分以上に相当します。
パッチテープ ダブル8用 一袋に20パッチ入っています。
ロールテープ シングル8、スーパー8用 富士フイルム製です。 1巻きで100回分です。 テープに窄けられた掻き落しの穴が見えるように赤い色をつけました。 このテープの幅は約9mmです。 二つの穴の間隔、約4mmが一齣の縦の寸法に相当します。
撮影したフィルムを繋いで巻き取るリールも今では製造・販売されていないので、また心配になってオークションで数本手に入れました。
先日修理して取り替えたばかりの映写機のベルトも、より確実な継ぎ目のないゴム製のものが出品されていたので2本も購入してしまいました。
予備のベルトも2本、これで恐らく100年位はオーケーです。
古いダブル8のフィルムを接合するときに使う接着剤をフィルムセメントといいますが、これも一瓶確保しました。 これ一瓶で100年間は賄えます。 リールも数年分あります。
私は完全に病気です。 名付けて「予備品消耗品収集症候群」です。 これらの予備品や消耗品を使う前に肝心の機械や道具の本体の方が先に壊れてしまうでしょう。 また、それより前に私が死んでしまうでしょう。 これらの予備品、消耗品を使いきるためには、私自身の予備が必要かもしれません。
この病気は家庭の主婦が、ショッピングの紙袋、菓子などの缶や紙箱、包装していたプチプチ、寿司に付いて来る割箸と醤油、アイスクリームのプラスチックのスプーン、などを捨てないでとって置く病気と同じです。 「今は必要なくてもいつか必要になるだろう」と思う気持が病気の原因です。 ただ違うのはこれらは只で手に入ったと思うから得した気分で捨てられないのでしょうが、私のものは、自分の小遣いから払っているところです。 といってもどれも200円、500円、1000円という単位ですが。
一番上の編集機にいたってはたった500円でした。 それも元箱、取扱説明書付きの新品同様でした。 ただピント調節ができないからといって「ジャンク」として出品されているのです。 受け取ってから分解して調べたらピントを調節する小さいプラスチック製の部品のカムにほんの少しキズがあったためで、そのキズをカッタで削ってやると元通りになりました。 もったいないことです。
次のテレシネボックス (ナショナル ホームテレシネ VZ-HT10 定価 39,800円) はやや高くて 5,000円で元箱、取扱説明書付きの新品同様でした。 同じものがオークションにいくつか出品されていますが、どれも30,000円以上、あるいはカメラ部品を扱うショップでは 65,000円などというとんでもない値段が付いていました。
これで古い古いこの映像制作システムについて必要な機材が揃ったことになりますが、あとは、私が自分で撮影して短いながらも映画としてまとめる元気と意欲が出るかどうかが問題です。 まずはともかくフィルムを買うこと。 3分間分で5,000円もしますが。 そしてそのフィルムをカメラに入れて、カメラを持ち出すこと。 簡単なことですが、なかなか実行できません。
テレビのコマーシャルは普通1本の長さが15秒か30秒です。 この短い時間の映像で見ている人につまらないものでも買わせてしまうわけですから、それに比べれば3分間という時間は結構長いものです。
改めて8ミリ映画の画質の良さと解像度の高さに感動しています。 まさに捨てたもんじゃありませんよ。
|
|||
| 前の記事 テレシネ2 | |||