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映写機改造 Customizing the projector また、テレシネです。 フィルムを直接撮影する方法の鍵はビデオカメラをできるだけフィルムに近づけることですが、映写機レンズとその前の構造物に阻まれてできませんでした。 そこで、新たに、フィルム直後で光軸を直角に曲げて横から撮影する方法にトライすることにしました。 そのために映写レンズを受けている部品を取り外して、その横に窓を開けることにしました。 その部品です。
これを取り外すために内部のリンク機構など、数点の部品を取り外しました。 普段絶対に開けることのない機械の内部がこんなに汚れていることを知りびっくりです。 もちろん取り外したときに清掃しました。 もっとも清掃しても清掃しなくても使い勝手や映写にはまず関係しないことも承知ですが、汚いものを見てしまったら放っておくことができません。 フィルムを通して光が通る四角い窓をアパーチャ (Aperture) といいますが、この窓の前後、フィルムが通過して機械と接触するところに硬いチリが付着しているとフィルムにキズを付けます。 その付いた傷がいわゆる「雨降り」です。 映写に関わる人、あるいはフィルムの持ち主が一番いやがるキズです。 何度も映写された古い映画に特有の傷みです。 最初の頃の8ミリ映写機はこの部分が完全にオープンになり掃除しやすくなっていましたが、家庭用の映写機はフィルム装填が自動になって、この部分が開かなくなってしまいました。 16ミリ映写機は業務用に使われることが多いので大抵の映写機はこの部分がオープンにできて、掃除しやすくなっています。 しかし、このオレンジ色の大きいゴミは一体どこから出てきたものでしょうか。 この部分にほこり溜まるのはおそらく内部の熱除去用のファンによって、この角の隙間から空気が吸い込まれているからだろうと思います。
取り外したレンズを受けるこの部品から窓となる部分をドリルで穴を開けて切り取りました。
昔オルガン製作用に手に入れたフライス盤とボール盤を売り払ってしまったことを悔いました。 フライス盤であればもっときれいにスマートに加工できたのに。 これがそのフライス盤です。
それをヤスリで整形しました。 下から見えている丸い筒はヤスリで削っているときに出る金属粉を吸い取るための掃除機の吸い込み口です。
ほぼ必要な形に成形できました。 取り付け後の様子です。 この部品の中に反射鏡代わりに小さなプラスチック板を45度の角度で挿入して横から見えるようにしました。 これで35ミリカメラのレンズをビデオカメラのレンズに取り付けて写り方を確認しましたが、 これでもまだ必要な距離に近づけませんでした。
フランジバックの長いマミヤの67RB用のレンズでは距離はOKですが、画像の大きさが足りないことが分かったので使えず、また、ニコンの35ミリ一眼レフ用のレンズではこの横の窓でも、まだ十分近寄れません。 そこでその中間のフランジバックを持つ中版のマミヤ645用のジャンクレンズをオークションで見つけて落札しました。 数日後に手に入ればまた実験します。
ここで「しまった」と気づきました。 実はこの映写機、私だけのものではなく、古い8ミリフィルムを保存していた従兄との共有物でした。 共同持ち主の相手に断りなしに改造してしまってはまずいですな。 映写レンズはこの改造した部品にまだ普通に取り付けられて映写でき、また普通に使えるので、と釈明しましょう。
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