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201259()

ニトリ狩場インター店 Nitori Kariba Store


部屋の窓のブラインドが痛んだので、同じものを買うために、すぐ近くの「家具&インテリアショップ ニトリ 狩場インター店」へ歩いて行きました。  幅75cm、高さ98cm のものがたった 599円ですからコストパフォーマンス抜群で気にいっています。 

 

 

さて、店の前に着いたら、門は閉ざされて、よく見るとすべての看板が取り外されてひっそりしています。 どうやらつい最近閉店したようです。 この大きな店は、いつ行っても来客がほとんどいないので、いずれ潰れるだろうとは思っていましたが、やっぱり、という感じです。

 

 

この立派な建物は最初はホームセンター大手のケーヨーデイツー(D2)200710に大々的にオープンしたものですが、一年経つか経たないで20091月に閉店してしまいました。 その後、間を置かず 3月には同じ建物にニトリがオープンしました。  しかしこれもわずか3年で閉店です。

 

なにせ来客がないのです。 その理由も分かります。 実は、このスーパーは行ったら帰れないのです。 目の前の国道一号線が拡幅したのに伴い、店への出入りは下り車線しか使えなくなったのです。 ケーヨーデイツーが開店した当初は、出口から右折して上り方面へ戻れたのですが、おそらく道路を横断するのが危険ということで、道路の中心にカーブ (Curb・通行を抑制するために歩道と車道の間などに置かれる縁石) が設けられて横断ができなくなりました。  店に入るのは下り方面だけで、店から出ても下り方面だけにしか行けないのです。  戸塚方面から国道を上って来た車は店に入れないのです (道路交通法上は縁石を避けて横断しても違反にはならない)。 近くに迂回する道路でもあれば、来た道に戻ったり、戻ってきて店に入れるのでしょうが、ここはどこまで行っても迂回する道路やUターンする場所がないのです。 また一旦、横道に入ったら最後、この周辺の極めて複雑な地形から、とんでもないところに行くことになってしまいます。  すぐ近くに住んでいる私たちでさえも、店はとても近いのですが、車で行ったら、かなり遠回りをして帰ることになります。  これではどちら方面から来た人も、一度来たら懲りて二度と来なくなります。

 

というわけで、この店は必然的に人が来なくなります。  ケーヨーデイツーもニトリどちらも日本を代表する大規模小売チェーンですから、身の変わりは早いのに驚かされます。 この店の少々の赤字は会社全体でリカバーできるから、赤字が大きくならないうちに閉店するという判断が早くできるのです。 

 

周りを見ると店舗の周囲に別の出入り口を設置したり、国道に信号をつけることはまず無理ですから、大型店舗としては使えないことははっきりしています。  この立派な建物、次はどうなるのか興味津々です。  

 

調べたらディスカウントスーパーのオーケー(OK)ストアになるという噂があります。  しかしこの立地の問題点を解決しない限りどんな店が入ってもやっていけないと思います。

 

よく調べてみると、この土地と建物はもともとは()ファイン・ストリート・スリーという会社が、ケーヨーの出店のために「(仮称)保土ヶ谷ショッピングセンター」として20061214日に経済産業省へ大規模小売店舗立地法に基づく新設の届出をして開始されました。  ケーヨーデイーツーは200710月にオープンしました。  このオープン直後の20071130日に、この土地と建物を日本コマーシャル投資法人がファイン・ストリート・スリーから439500万円で取得して、ケーヨーデイツーとの間で年間賃貸料26500万円、期間20年間で賃貸借契約を結びました。  しかし、この道路のほんの小さな障害物のために使い物にならなくなって、ケーヨーは200812月には賃貸借契約の中途解約についてこの所有者の日本コマーシャル投資法人との間で合意が成立し、いち早く20091月に店舗を閉鎖しました。 違約金を支払っても店舗を閉鎖して撤退し賃貸借契約を中途解約するというのは、この店舗が使い物にならないとの判断があったのだろうと推測します。  このあとすぐに3月にニトリが入りましたが、その経緯は不明です。 そして、ニトリが入ったまま、この土地と建物の所有者の日本コマーシャル投資法人は201012月にユナイテッド・アーバン投資法人と合併して存続会社はユナイテッド・アーバン投資法人となっています。  この物件は20101211日付けで日本コマーシャル投資法人からユナイテッド・アーバン投資法人へ売却されたことになっておりその新しい存続会社であるユナイテッド・アーバンの取得価格は25億円で当初の取得価格の約60%に目減りしています。  この差額はコマーシャル投資法人にとっては運用上の損失ということになるのでしょうか。  合併することによって実際の資産の目減り分を帳消しにして、なかったことにしようとするという手法なのでしょうね。  土地や建物が企業などの保有ではなくて投資会社が個人や企業から資金を集めて取得し、その運用益を出資者へリターンするという仕組みだったのでした。 金儲けの道具なのですね。 しかし出資者から集めた金をこんな手法でいとも簡単に消してしまうことができるなんて。  これはババヌキです。  最後に掴まされたものが臍を噛むことになると思います。 そしてその結果投資した人々は資産を失って涙することになるわけです。 「儲かる話」には裏があります。

 

上の写真で手前のトラックが後の建物に比べていやに曲がっているのが気になりました。 このおかしな現象は、、、この一枚の画像の中に「時間」があるためです。  カメラ (携帯電話です) のシャッターの動き、あるいは撮像素子から書き込みスキャンが下から上に順に行われるので、下は早い時刻、上が遅い時刻なので、高速で走っているトラックの画像が下より上が前に出ているわけです。 フィルムや撮像素子の前をシャッター膜が走るフォーカルプレーンシャッターでも同様のことが起こります。

 

ということで、肝心のブラインドは別のニトリの店に行って買うことにします。

 

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