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日本王国記
大航海時代叢書
第I期 第11巻、アビラ・ヒロンの「日本王国記」とルイス・フロイスの「日欧文化比較」を読む。

「日本王国記」は織豊時代から江戸時代初期に滞日したアビラ・ヒロン
(Bernardino de Avila Girón) というスペイン人商人
(らしい)
が書き残した当時の日本国内の状況の記録で、同時代の政治・社会情勢と共に宣教師やキリシタンの殉教を事細かく述べている。 石川五右衛門の実在はこの文書によって確定したという。
後半に多くのページを割いている「殉教」すなわち政権による公開集団虐殺の様子の記述はあまりに酷いので、よほどの覚悟がないと読み通すのが難しいため私も途中で読みとばしてしまった。
この第11巻の後半は、有名なポルトガルの宣教師、ルイス・フロイス
(Luís Fróis 1532-1597)の「日欧文化比較」。 こちらは、読んで楽しい。 中公新書
(E・ヨリッセン「フロイスの日本覚書 日本とヨーロッパの風習の違い」)や岩波文庫
(岡田章雄訳注「ヨーロッパ文化と日本文化」)でも読める。
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