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テレビのコマーシャルで人型ロボット模型のようなものが映って「エヴァンゲリオン!!!!」と絶叫している画面をみて「えっ!」となった。 キリスト教で「福音」を表す言葉だから。

テレビの中のこれはプラモデル
(金属モデルか)
だが、調べるとその源は昔流行ったアニメや劇場映画とその派生商品だった。 企画者の意図でこんな難しくまた一見おどろおどろした響きのカタカナ語を取り入れて、その作品や商品が子供たちにまんまと受けて、キリスト教とは無縁(?)
の一大商品群となって大成功したようだ。 このコマーシャルはそのブームのリバイバルを狙っているようだ。 しかし、喧嘩や戦闘、闘争、乱暴、暴力はいかがなものか。
ちなみに、"evangelion"
あるいは「エヴァンゲリオン」をWikipedia
を開いてみると日本語でも英語版でもキリスト教の「福音」と掲出されているが、このアニメ集団のことも
"Neon Genesis Evangelion"
「新世紀エヴァンゲリオン」として触れている。 商魂逞しいものだ。
日本人の99%は「新世紀」のほうだと思うだろうが、合唱好きなら、バッハなどの受難曲の中で聖書の言葉を歌い上げる歌手を「エヴァンゲリスト」(福音史家)
と言い慣れているのでこの言葉を知っている。 近代英語では
Gospel が使われる。
古代ギリシャ語の
εὐαγγέλιον
(Euangelion) が語源で、eu は「良い」、angelion
は「知らせ」。 アニメの中で語頭の3文字
"eva" を創世記の エバ (イブ) (ギリシャ語では
Ευά)に引っ掛けているのは筋違い。 こちらはヘブライ語の「呼吸をする」を意味する
"chavah"(ハヴァ)や「生きる」という意味の
"chayah"(ハヤー)に由来する。
ギリシャ語に翻訳されたときに Ευά
と綴られた。
しかし驚いたことにこのデアゴスティーニのロボット、定期購読で毎回1,999円で全100巻すべてを買わないとモデルが完成しない。 総額約20万円である。 途中で解約したらそれまでに作ったロボット模型は意味ないうえに支払った金額はすべて無駄になる。 無駄になると思って定期購読を続けると、こんな高額になる。 途中で中止になったケースもある。 まさにこれがデアゴスティーニ商法である。 くれぐれも「初回290円」に騙されないように。
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