チェコ便り

No.6

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1994年12月

7日(水) 成田空港から・機中
8日(木) ホテル到着・お疲れ様
9日(金) 第3日目
10日(土) チェコレストラン、プールなど
11日(日) 今日はプラハで最高 >^_^<
12日(月) 健康的な生活
13日(火) チェコ語のこと
14日(水) 今夜は共同自炊です
15日(木) 東京ゾリステンもいいですよ。
17日(土) これからプラハへ出かけます
18日(日) 今、プラハから帰ったところ
19日(月) 午後9時にファックス送ります
21日(水) 特に変わったことはないけれど
22日(木) みんなでパーティー!
23日(金) 静かなクリスマス前々日
24日(土) 日本がおかしい!!
25日(日) プラハのクリスマス
26日(月) プラハのクリスマス翌日
27日(火) やっと雪が降ったよ
28日(水) チェコの歌を歌う
29日(木) アパートに移ります
30日(金) 閑散とした事務所

  

 

 

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1994年12月12日(月)

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健康的な生活


FROM:M

94/12/12 23:23

題名:やっぱり!!  

 

昨日、TMさん(*同じマンションの奥さん)が来た時、パリに語学留学している姪はプラハがとても気に入っていて、しばしば列車で行っているそうで、多分とっても良いところなんじゃないかしら...と 話していたのです。 さすが、Tさん(*私のこと)!! すごい行動力ですねえ。 着いてまだ1週間にもならないのに、もうコンサートに行っちゃったんだから! K(*長男)が、一緒に読んでいて、「うーん、チェコフィルかー。」と、羨ましがっていました。 それと、F君(*Kの高校の同級生)が(どうして日本語でメールを送れるのか?)と、疑問を持っているらしい。  FYさん(*義兄)から、新巻鮭を送って来ました。 一三さん(*私の従兄)からは、1月29日にH伯母 (*一三さんの母、私の母の姉) さんの1周忌の法要をするので、出席人数を知らせるように葉書が来たので、私だけ出る旨返辞しました。    print out の件は、ゆっくりします。 A(*長女)が帰って来たら、教えてもらってもいいし。  それでは、お仕事も頑張ってください! 

 

Good night 

 


FROM:A(*長女)

94/12/13 00:46

 

題名:SORRY FOR NOT WRITING! 

 

ご無沙汰してました。 相変わらず私は、毎日学校へ行って、勉強して、週に4日(な いし5日)仕事をして、週末は一応遊んだりもして(まだスキーは行ってませんが)い ます。  お父さんはもうそろそろ忙しいのでしょうね。 うらやましいなあ。 うーんでも本当に お父さんが、5月頃までそちらに居るのなら、”アメリカお里帰りツアー”は先送りに して、”ヨーロッパ(一番行きたいのはイタリアだけど)へ行こうツアー”を、春にで も企画できるように、お金をためようかなあ。  さて、学校も今週一杯で大体終りです。 明日から4日間は”農業気象学”の集中講義 。 ちゃんと受ければ結構いい点がつくらしい。 がんばらねば。  というわけで、明日は早いのでこの辺で。 今度はちゃんと時間がある時に書きますね 。 

 

それでは。 

 


TO:MとA 

SUB:健康的な生活 

 

今、仕事の帰りにプールに立ち寄ってホテルに帰ったところです。 CDウォークマンと小さいスピーカを持ってきたのは大正解で、テレマンやヘンデル、バッハなどをかけながらこれを書いています。  今日は事務所とプールの間にある、小さい食料品スーパーで、パンとハムとチーズ、それに1.5リットルの水のペットボトルを買い、部屋で書きながらかじっています。 みんなとてもおいしい。 日本で買い物をする時には、買うか止めるか、どれにするか、どれほど買うか、すべて値段が判断基準になるけれど、ここでは食料品に関しては、日本の値段の5分の1くらいだから、かえって難しい。 それでも自分の好きな物、それも決して贅沢な物でなく基本的な食べ物を、誰のおせっかいも受けずに買えるという、なかなか味わえない、粋で健康的な生活です。  パンは基本的にはヨーロッパ標準のようで、そのおいしさは「ぱんさんパニーノ」に優るとも劣らない美味です。 ビールももちろん日本に比べればただみたいな値段ですが飲みたく思いません。  事務所の人達は結構まとまって、夕食に出かけているらしいけれど、上に書いたような私の好みとは全くあわないだろうから、プールを口実に先に退社しています。 彼らは週に2回位中華料理のレストランに行き、また、レストランで重い食事をして、週に1回アパートで全員の共同自炊(YH君(*このプロジェクトの責任者)が取り仕切り役)をやっているらしい。  既に書いたかもしれないが、レストランもカフェテラスもスナックもメニューにはすべて量が明記されており、さらに、砂糖もマスタードも、紙コップも、何もかも別料金です。 無料サービスというのは資本主義の悪いところで、実はすべてそのコストが値段に含まれて、不要な人まで払わされているのです。 それに比べて味気ないけれど、チェコ方式はこれはこれで合理的です。 コーヒーのメニューは次のようです。  0.2dcl トルココーヒー 7g (5g の砂糖 2個付)9 Kc (約30円) 

 

プールに石鹸を持っていくのに、石鹸箱を持ってこなかったから、Kマートで探してが見つからない。そこで事務所のチェコ人に聞いたら、その様な物はこの国にはない事がわかりました。 洗濯ものを干すために持ってきたひもを風呂場のタイルにかけるための吸盤が一つしかなく(最後に洗濯セットを一つにしたのが間違いだった)、これも探しても、まずその様な類の道具(旅行セット)などどこにも見あたらない。  

 

この国の素晴らしすぎる事。  若い女の人がみんな(本当にみんなです)飛び抜けた美人です。 みんなが美人であるところがアメリカと大違いです。 口元が引き締まって大変理知的に見える。 昨日プラハで露店で物を売っている多くの美人達の写真を撮ろうとしたけれど、カメラを向けるとみんな隠れてしまいます。 C(*次男)なんか来たら、きっとここで一発で参ってしまうこと請け合いです。 だけれども中年以降の女の人達はきつい顔になって(もとは美人だったはずが)美人とはいえません。 丁度、名部拉致路輪のあの顔です。 人々の顔立ちのバラエティが少なく、一様に細面(ほそおもてと読む)で、口回りが少し出ていて、目がとても美しい青色で、目許ぱっちり、鼻筋ぴしっ、という感じです。 民族的な特徴なのでしょう。 また、電車では多くの学生と若い軍人が乗り合わせましたが、学生はみんな電車の中でも一生懸命勉強している姿が、あまりにも日本と違い印象的でした。 もちろんこの人達もみんな美人です。 男の若者もみんなキリッとしてハンサムです。 (民族的特徴以外に生活環境が顔の表情をかえるのかしらん)  Kマート前の広場に大勢のモンゴルの人達が露店を開いている事は前に書きました。 この町を私達日本人が歩いていると、チェコの人達には区別がつかないと思います。  着る物はみな一様で、スキージャケットとジーパンにブーツというのが標準です。 子供達は色とりどりでなかなか可愛い。 私の新しいジャケットとタートルネックのシャツは見事にこちらの風景に溶けこみ、(^_^)が見えなければ、当地の人と間違えられそうです(少し背が低くて姿勢が悪いからだめかな)。  どこへ行っても人々の働きが必ずしも効率的でないことを感じます。 例えば食料品スーパーではかごの数が少なく、出てくる人のものがあくのを待っている始末です。 お店では店員の数はいるのですが、積極的に商売しようとか、買わせようとかのそぶりは全くありません。 物の売れる数がずっと少ないようように感じます。 Kマートでの人々の買物振りを見ても、かごにほんの少しの物しか入れていません。 石鹸をひとつづつとか、そんな風な買い物風景です。 これを遅れているという見方は私達日本人が行きすぎているのでしょう。 この国の人達はこれが普通のやり方なのです。 マックがあれほど積極的に旧社会主義の国々に進出して、そこで大いに受けているのを見ると、資本主義的で、無駄の多い、古い言葉でいうと階級差別の上に成り立っている、今の西側のビジネス理論がいずれこのような実直な国々をも変えてしまうのでしょうね。 その時にはみんな物の値段が跳ね上がって、買えない人も出てくるかもしれない。 何だか私が共産主義者みたいになってしまった(^_^;)。  明日の朝食べようと買ってきたパンとハムとチーズがおいしすぎたから、とうとうこれを書きながら全部平らげてしまった。  事務所で早速 「Tさん、日曜日はどうしてましたか。 プールに誘おうと思ってホテルまで行ったのですよ。」  「電車でプラハに行ってコンサートを聞いてきましたよ。」  「電車で行ったのはまだ誰もいませんよ。」  「いや、やってみると意外に簡単でした。」  もうすっかりプラハ通になった感じです。  では、この辺でやめます。

 

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